
私は、現在オペラ団体「二期会」に所属し、
声楽家(テノール)として活動しております。
クラシックやオペラなど、なかなか敷居が高いと思われている方も多いかもしれませんね。
最近はそんな方々にも音楽に親しんでもらおうと、トーク付きのコンサートも始めました。
そもそも音楽でやっていく!と心に決めたのは、石中時代を通して入っていた吹奏楽部での毎日でした。
私は体がデカいという理由で、チューバという金管楽器で一番大きな楽器を任されました。
本当はサックスとかトランペットとか、かっこいい楽器をやりたかったのですが・・・(笑)。
でも良き先生、先輩、友人に恵まれ、部活は予想外に楽しいものになりました。
勉強そっちのけで音楽にのめりこむ内、いつしか音楽を一生の仕事にできればと、その頃ごく自然に思い始めていました。そんな石中時代でした。
そんな僕が歌に開眼したのは、石高時代、当時の三大テノールの一人、ルチアーノ・パヴァロッティ氏の歌を聴いた時でした。
力強く、それでいて甘く、イタリアの太陽のような声。夢中になりました。
国立音楽大学で学んだ後は、プロの声楽家として活動する中、文化庁の在外研究員としてローマに留学する経験もさせて頂きました。
そして帰国して日本での活動を再開した数年後、あの日が来ました。震災でした。
幸いにして家族や家屋は無事でしたが、とても辛く悲しい経験もしました。
自分の無力さに、一切の気力を失いかけましたが、自分に出来るのは歌、歌で故郷を元気にしたいと思い立ち、本来の演奏活動とは別に、首都圏でのチャリティコンサート、その義援金による石巻での無料コンサートを始めました。
微力ながら、東京と石巻を音楽の力で結びつけたいと思っています。
いつかきっと故郷は復興する!そう信じて、これからも歌い続けたいと思います。